日本航空 機内案内パンフレット「歓迎」 1950年代末頃

飛行機旅行がまだ特別だった当時、このような機内案内パンフレットが発行されていた。
搭乗後、機内で配布されたもの思われる
機内での過ごし方やサービス、機材説明、乗務員役割紹介など、初めての旅客に対して親切な解説が続く
表紙  純和風デザイン
 
リラックス
初めての旅客に対して、くつろいでいただくよう丁寧な案内文で始まる
機内サービス
食事飲み物の提供、トランプ、ゲームの貸し出し、絵葉書、時差の計算、読書灯説明、気分が悪いとき、化粧室説明
面白いのは、「旅は道連れ」と題して共通の話題を持った乗客同士の仲介の案内がある



機材(DC-7C)と  発動機とターボコンパウンドエンジンの説明
この他に無線航法設備、気象レーダー、結氷防止装置、気密装置と暖房装置、整備について・・と技術的な説明が続く
ターボコンパウンドエンジンの説明文から抜粋

「離陸時に発動機から噴出する火炎は、ターボコンパウンドエンジンにつき物の強烈な排気ガスです。また、上昇の際には、発動機をフルに活用させますが、巡航高度に達した後は、それほどの出力を必要としないので、発動機の爆音が急に小さくなります。これらは、DC-7Cの特色として全く正常な現象ですからご安心ください。」



機材説明



信頼の乗務員

皆様の機長は・・、皆様の副操縦士は・・、に続き。機関士は、航空士は、パーサーは、そして皆様のスチュアデスは・・と続く
当時の路線説明

・・・1960年には待望のジェット旅客機ダグラスDC-8が就航し、その快速に物をいわせて、東京・サンフランシスコ間をわずか12時間余りで結ぶことになります・・・と結んでいる
 





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