Sud-Est SE100

この奇怪な形をした双発機はシュド・エストが開発した双発高速重武装戦闘機である。
1939年3月に初飛行し580km/hというまずまずの性能を発揮し、意外にも操縦性も良くフランス航空隊から量産指示を受けたが量産機の完成前にフランスは降伏し試作機のみに終わる。

短い胴体に配置された主翼と大型の水平尾翼の間隔は狭く、その尾翼の左右には引き込式の尾輪を内蔵する双垂直尾翼が有る。大型一輪の引き込み式主輪が胴体前部に有り特異な三点姿勢を形成するが、尾輪の配置は接地時に水平尾翼に構造的な大きな負荷をかけた。機首両側にそれぞれ20mm機関砲2門と、後部銃座には引き込み式の20mm旋回機銃という重武装を持つ。

まず機首に機銃4門と後部に引き込み式回転銃座を配置し、機体はできるだけコンパクトになるよう短く。大馬力エンジンを収めたナセルは主翼前方に取り付け、車輪は空気抵抗や構造を考え翼には納めず胴体に一輪設け、左右の接地は旋回機銃の射角を広げるための双垂直尾翼に収めた。そして視界を広げるため窓をできるだけ多く設けたらこんな形になった?? 発動機:ノームローン空冷星形14気筒 1030HpX2 乗員3
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