Reggiane Re.2005

イタリア空軍の近代化を目指し開発されたレッジアーネRe2000シリーズの最終型。エンジンにダイムラーベンツDB605のライセンス生産型を採用し武装も強化、翼下に爆弾も懸架可能にし、試作機は大戦中イタリア機の中では最速の628km/hの高性能を発揮したが、量産体制の遅れとイタリアの敗戦により配備機は35機に留まり実戦で活躍することはできなかった。発動機:フィアットRA1050液冷倒立V12気筒1450Hp(DB605ライセンス生産)武装:20mmX3 12.7mmX2

イタリア機というとマッキMC200シリーズやフィアットG50シリーズを思い浮かべますが、このレッジアーネも実にイタリア機らしい流れるような線を持つ戦闘機です。マッキもフィアットもそうですが、当初国産の空冷星形エンジンを採用し、最終型ではDB60*系のエンジンに換装していて、ちょっと見ただけだと区別がつきません(笑)
イタリア戦闘機はフランス機ほどひ弱な印象はありませんが、ラテン系独特の線の細さと洒落た印象を与えます。

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