三菱100式司令部偵察機3型

昭和12年、陸軍は三菱に対し高速偵察機の開発を命じた。これにたいし三菱は久保富夫技師(戦後三菱自動車社長)を設計主務者として、この要求に対して徹底的に小型流線型の機体をめざして開発した。昭和14年11月に初飛行、昭和16年には国産機としては初めて時速600km/hを突破しその高速性能を発揮した。”新司偵”の名前で太平洋戦争全期間で陸軍の目として活躍し、特に中国大陸、ビルマ戦線では本機が高速で偵察通過した後に爆撃機が攻撃してくる事から「ビルマの通り魔」として恐れられた。
イラストの段無し風防の3型は日本の大戦機としては最高速の630km/hの速度性能を持つ。

全長:11m 全備重量:5724kg 発動機:ハ112(金星改)1500hp(離昇)X2 最高速度:630km/h 航続距離:4000km 乗員:2名
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