Handley Page HP42

大英帝国インペリアル航空のアフリカやインドなどの植民地と本土を結ぶ旅客機として開発され、1930年に就航した4発豪華旅客機。ジュラルミン波板構造胴体と羽布張り後部胴体と翼を持つ。地上高を低く抑えるための主下翼の逆ガル翼が大きな特徴。就航路線はカイロをベースとしてカイロ〜カラチ、カイロ〜ケープタウンを飛行し、旅客機としてはじめてトイレ、ビュッフェを装備していた。また、熱帯圏を飛行するため冷房装置も装備し、植民地への快適な飛行を可能にした。本機は8機製作されて、いずれも無事故で運用を終えている。
発動機:ブリストル・ジュピター 550hpX4 巡航速度:153〜169km/h 総重量:13380kg 初飛行:1930年11月  乗客数:最大38名 

このページに掲載されたイラストおよび写真の著作権は作者であるnagに属します。無断転載を禁止します。All Right reserved by nag(2008)