川西97式飛行艇  H6K5

長距離哨戒を目的とし昭和11年に初飛行した当時の世界レベルを超える旧日本海軍の傑作飛行艇。航空戦中心となった太平洋戦争末期ではこの種の大型飛行艇はその大きさから消耗が激しくなり、後方輸送などで活躍した。これほどの4発大型飛行艇を、生産最後の昭和17年まで各型合計179機もの数が造られていた事に当時日本の航空工業力の高さを感じさせる。

初飛行:昭和11年7月 発動機:金星(1070hpX4) 全長:25.6m 全備重量:17t 最高速度:340km 航続距離:6080km 武装:7.7mm機銃X4 20mm機銃X1  爆弾/魚雷:1600kg 乗員:9名  各型総生産数:179機

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