Grumman F9F-5 Panther

グラマンは1943年からジェット機の開発をしていたものの大戦中は現行機の開発量産に追われていたため、本格的に開発が進んだのは大戦後となった。1948年に初飛行したF9Fは直線翼をもつコンベンショナルな機体でエンジンにはRRニーンおよびこれをライセンス生産したJ42を装備、F9F-5ではJ-48を装備し最大速度は1000km/h近くに達した。しかし直線翼のため後退翼機Mig-15などに対しては空力性能に劣ったので、20mm機銃4門と1トンにおよぶ爆弾を搭載することに加えて頑丈な機体だったことから、朝鮮戦争では主として対地攻撃機として使用された。直線翼を後退翼に改良しF9F-6クーガーとなる。 発動機:P&W J48 最大速度:988km/h

太い胴体にがっしりとした直線翼、グラマンがジェット戦闘機を作るとこうなるという見本のような機体で、後のF11,F14などとは異なる印象を与えます。  
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