SAAB J21
スウェーデンは中立国という事情も有り独自に航空技術を発達させ、第二次大戦期での数少ないレシプロ推進式戦闘機の成功例を生み出しました。エンジンはDB605を使用し最高速度640kmを出し、プロペラが無くなった機首には20mmX1、13.2mmX2を装備し両翼には13.2mmX2を装備しています。脚構造、射出座席の開発などに手間取り実際に配備されたのは終戦後の1945年後半になってからで実戦参加で実績を残すことはありませんでしたが、エンジンをRRゴブリンに換装した21Rとなり、スウェーデンの航空技術発達に影響を与えました
推進式レシプロといえば「震電」を思い浮かべますが、エンジン冷却を考えるとこのJ21やカーチスXP-55のように液冷が適していたのでしょうね。
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