NorthAmerican RF-86F Sable

写真偵察機の導入を検討していた航空自衛隊は予算不足のため新型機の導入をあきらめ、現有のF-86Fの機首部に偵察用カメラ3台を搭載する改修を加えRF-86Fとし、1961年、松島基地に偵察航空隊第501飛行隊として発足配備した。吸気ダクトを避けて垂直にカメラを収容したため本機の特徴であるコブが機首左右に有る。機銃を取り除きカメラを装備したため、外板にはダミーの機銃口が描かれており無武装をカムフラージュしている。501飛行隊は1962年入間基地に異動し入間基地祭ではお馴染みの機体であった。イラストは1969年11月23日、第8回入間基地航空祭で展示されていた機体。近くで見ると銃口が描かれたものであることがとてもよく分かった。航空自衛隊ではF-86Fを1982年まで使用した。
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