中島 -44 2式単座戦闘機「鍾馗」2型甲

上昇力と加速性を活かした一撃離脱の戦法を狙った日本初の本格的な重戦闘機として設計され、昭和15年初飛行した。小さな主翼と大出力のエンジンを採用したことにより、優れた加速性能と上昇性能を得られた反面、従来の日本機に共通した格闘戦性能が低下し、また、離着陸速度の速さから操縦が難しく航続距離も短いことから、それまでの戦闘機に馴染んだ搭乗員から戸惑いも有った。しかし、優れた上昇力を生かし、迎撃戦闘機として活躍し、本土防空では東京では成増、柏、京阪神では大正などの飛行場に配備され、飛来するB-29の迎撃に活躍した。総生産機数1225機。

全長:8.84m 全幅:9.44m 最大速度:605km 航続距離:600km 武装:12.7mm機銃X4  発動機:中島ハ-109 1450hp

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