愛知 九九式艦上爆撃機11型 D3A1
愛知99式艦上爆撃機11型 昭和16年春 赤城搭載機です。
99艦爆は97艦攻同様、それまでの複葉から一転し低翼単葉セミモノコック構造という現代的な構造に変化した変化点の機種です。前任の複葉鋼管羽布張りの96艦爆から移行した当時の搭乗員達がこの新型機を目の前にした時の驚きと期待、そして戸惑いは想像に難くありません。
ハイケルHe70の影響を受けた楕円翼は柔らかな印象を受けますが、機首から操縦席にかけてのラインは力強さもあり、愛知航空機の伝統的な柔らかでどっしりとした線を感じます。

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